平成30年西日本豪雨の被災地の復興をお祈りいたします

平成28年熊本地震の被災地の復興をお祈りいたします

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てのひらをやさしく合せ明易し  紘文


 

「自然を大切にする」「写生を重んずる」「一人一人が皆平等」を標榜し、


主宰・倉田紘文並びに誌友の皆様で、師・高野素十先生の提唱してこられた“写生俳句”の継承に精進してまいりましたが


今月号をもちまして廃刊の運びとなりました。43年間、誌友を始め多くの方々に支えていただき厚く御礼申し上げます



平成26年6月11日、倉田紘文は『蕗』最終号が無事に発送された事を見届け、安堵したかのごとく永眠いたしました


故人生前中に皆様から寄せられました多くの御厚情に対し心より感謝申し上げます







『蕗』3・4月号 第43巻・第3・4号・通巻507・508号

 昭和47年1月1日創刊・毎月1日1回発行

 昭和47年3月14日・第3種郵便物認可

 表紙「桃」・・・・福田平八郎

 発行兼編集人・・・倉田紘文 (師系・高野素十)

 

《平成26年3・4月号・通巻507・508号 目次》

てのひら ―近詠― 三月号・倉田紘文・・・・・・・・・・2

その朝も・・・・・・・・・・倉田紘文・・・・・・・・・・4

英訳 素十俳句(三月号)・・景山典子・・・・・・・・・・5

季節の花(三月号)・・・・・江藤ひで・・・・・・・・・・5

断腸・・・・・・・・・・・・竹内幸一・・・・・・・・・・6

リレー随筆・・・・・・・・・鹿野登美子・・・・・・・・・7

ふるさと歳時記(75)・・・泉 早苗・・・・・・・・・・8

私の選んだ一句・・・・・・・小野啓々・江藤清彦・・・・10

俳誌巡礼『郭公』・・・・・・稲田眸子・・・・・・・・・11

三浦安貞『玄語』の世界・・・狭間 久・・・・・・・・・12

現代俳句前線・・・・・・・・宮野しゅん・・・・・・・・14

雑詠(三月号)・・・・・・・誌友・・・・・・・・・・・16

添削コーナー・・・・・・・・倉田紘文・・・・・・・・100

蕗の薹集・・・・・・・・・・児童・生徒作品・・・・・101

ふきじ句会だより・・・・・・牧 一男・他・・・・・・102

ふきよせ句会通信・・・・・・鈴木了斎・・・・・・・・104

書架より・・・・・・・・・・編集部・・・・・・・・・106

蕗発行所三月例会・・・・・・佐々木太恵子・・・・・・109

各地句会報・・・・・・・・・東京蕗の会・他・・・・・111

花 ―近詠― 四月号・・・・倉田紘文・・・・・・・・116

英訳 素十俳句(四月号)・・景山典子・・・・・・・・118

季節の花(四月号)・・・・・江藤ひで・・・・・・・・118

私の選んだ一句・・・・・・・下村尚子・武林秀子・・・119

ふるさと歳時記(76)・・・福岡園子・・・・・・・・120

ふるさと歳時記(77)・・・松下芳子・・・・・・・・122

ふるさと歳時記(78)・・・山田洋子・・・・・・・・124

「蕗」創刊の頃の思い出・・・・・・・・・・・・・・・126

海外へ向けて・・・・・・・・中尾豊子・・・・・・・・129

「蕗」夏行の思い出・・・・・・・・・・・・・・・・・131

雑詠(四月号)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・135

蕗発行所四月例会・・・・・・富尾和惠・・・・・・・・217

蕗発行所五月例会・・・・・・堀田毬子・・・・・・・・218

各地句会報・・・・・・・・・東京蕗の会・他・・・・・220

ブラジルのくろしお句会から・二月句会・・・・・・・・225

韓国の休句会から・・・・・・韓国俳句研究院・・・・・225

終刊の御挨拶・・・・・・・・倉田紘文・・・・・・・・227

後記・・・・・・・・・・・・編集企画部・・・・・・・228

 

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《添削コーナーより抜粋》

 

  原 句  さまざまな希望ふくらむ梅二月

  添削句  さまざまな夢のふくらむ梅二月

 

  原 句  如月の雨に烟れる雑木山

  添削句  雨に烟れる如月の雑木山

 

  原 句  雪中花一本筋を通しけり

  添削句  雪中花一本筋を通しをり

 

  原 句  切通し多き城下や蔦若葉

  添削句  切通し多き城下の蔦若葉

 

  原 句  青麦の中黄帽子の進みゆく

  添削句  青麦の中黄の帽子進みゆく

 

 

《蕗の薹集 児童・生徒作品より抜粋》

 

よせ書きに思いをこめて卒業す       吉田  小6  伊藤鼓太郎

(評)これからの夢を書いたのかな ガンバレ!

 

お年玉書きどめで来てびっくりだ      京都  小4  千賀祐輝

(評)いつも心にかけてくれる人がいてしあわせだね。

 

峠こえ春の日差しがやさしいな       佐伯  小5  吉岡丈一郎

(評)山々の木々の緑の中で、やさしい日差しを感じるってすごい感性だね。

 

 

《終刊の御挨拶》

 

小俳誌「蕗」終刊の御挨拶

   蕗の葉の大きくなりて重なりし

  いよいよ俳誌「蕗」誌も508号で終わりとなりました。
  長い間、共に歩いていただきました誌友の皆様方、又、工藤隆子様(初代編集部)始め、編集にたずさわっていただきました皆様、
 只々感謝とお礼の気持ちでいっぱいです。有り難うございました。心より重ねてお礼申し上げます。
  分刑印刷様並びに興栄社様、佐伯印刷様の長きに亘る毎月の印刷業務に心より厚く感謝致しますと共にお礼申し上げます。
  貴社の今後の益々の御発展を心よりお祈りしています。
  全国の誌友の皆様、これよりの日々をくれぐれもご健康で御健吟下さいますようお祈りします。さようなら

     平成二十六年 皐月

                                                     「蕗」主宰
                                                        倉田紘文

 

 

《後記》

 

編集企画部

○万緑滴る美しい季節の中、「蕗」誌がとうとう終刊を迎えました。
 この度も紘文主宰は、体調の思わしくない中、誠心誠意、選句の努めを果たされました。四月号分は全員二句を選ばれ、正に
 ”一人一人が皆平等”の精神で終わりました。
○これから紘文主宰は、ご家族と共に、ゆっくり静養に専念されます。必ず快方に向かわれることを信じて、皆様と共にお祈り
 したいと思います。
○これまで長きに亘り、温かいご指導を賜りました紘文先生に、誌友一同心より感謝と御礼を申し上げます。
○全国誌友の皆様には、今後共「蕗」の精神を引き継ぎ、くれぐれも御健勝で、益々のご清吟を編集部一同心よりお祈り申し上げます

 

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